新型コロナウイルス・インフルエンザ同時検査キットの使い方や対応方法のご案内

新型コロナウイルスとインフルエンザを両方検査することができる「クイックナビ-Flu+COVID19Ag」を当薬局では取り扱っています。

以下の症状がある方で、発熱外来へのアクセスが困難な場合は薬局でも応急処置ができます。

※医薬品供給の事情や、緊急性に応じて、市販薬のほかにも、処方箋以外の医療用医薬品(病院のお薬)のご提案を行うことがございます。

1.息苦しさや強いだるさ、高熱などの強い症状がある方

2.高齢・基礎疾患がある・妊婦の方で、発熱やせきなど軽い風邪症状がある場合

3.軽い風邪症状が続く方(4日以上の場合は必ず)

10分程度で検査することができますので、薬局で検査して、そのままお薬のご案内もできます。

抗原検査キットの使い方を順に説明します。

まず、キットがそろっているかを確認します。検査用の綿棒、綿棒を入れる液体の入った試験管チューブ、試験管チューブのフタ(フィルター付き)、検査キット本体の4つです。

追加で用意するものは、くしゃみが飛び散らないようにマスクと、箱ティッシュ、検査キット一式を破棄するポリ袋です。

検査の準備として、試験管チューブを開封して、箱ティッシュの側面にテープで固定しましょう。試験管チューブは自立しません。また、15℃~30度の室温で使用しましょう。反応が思うように進まないことがあります。

綿棒の先端の綿球に触れないように綿棒を取り出し、先端から2センチ程度を鼻に入れて内壁に軽く押し当てます。その後、5回転させたあとに5秒間静置します。このとき、とてもかゆいので、くしゃみをすることがありますので、周囲の人に感染させないようにマスクをしたり、距離をおいてください。

5秒間静置している間に、鼻水が出てくるので、これを綿棒に吸い取らせます。終わったら、もう片方の鼻孔にも同じ綿棒で同じように鼻水を吸い取らせます。

両方の鼻孔で処置が終われば、試験管チューブの液体に綿棒を入れて、5回転させます。この時、回転させながら、試験管チューブの外から綿球をしごして、綿球の中の抗原をしっかり抽出します。

試験管チューブから綿球を出すときも、外から搾り取るように綿球をおさえて引き抜きましょう。そのあと、フィルター付きのフタを付けて、検査キットに3滴垂らします。

「クイックナビ-Flu+COVID19Ag」は10分で効果測定することができます。新型コロナウイルス(とインフルエンザA型とB型の抗原を検査することができます。

Cと書かれている線が基本の線で、この線が出ていないと、検査はうまくいっていません。まずこの線が出ているかどうかを確認しましょう。

次に、新型コロナウイルスのS、インフルエンザのAかBの線が出ていると、該当する線のウイルスが鼻水の中にいる、つまり感染しています。

Cが出ていて、ほかの線がでていなければ、陰性であることがほとんどですが、鼻水をうまく採取できていなかったり、症状が明らかに緊急を要する場合は、検査にかかわらず発熱外来に受診してください。

また、検査が終わったらキットの写真を撮っておいて(できればメモ書きに検査日時を書いておく)、ポリ袋に綿棒とチューブと一緒に燃えるゴミに捨てましょう。

いずれのウイルスが検出された場合

連携する地域の医療機関(赤羽もり内科腎臓内科さん → https://akabanejinzonaika.com/fever)と電話診療を薬局の相談室にて行い、そのままお薬を調剤してお渡しすることができます。

検査→陽性→電話診療→オンライン処方→調剤→自宅療養ができますので、ぜひご利用ください。

いずれのウイルスも検出されなかった場合

症状緩和のために、市販薬や処方せん以外の医療用医薬品をご提案することもできます。インフルエンザの場合は抗ウイルス薬以外は市販薬でも十分対応できますので、電話診療の時間帯も過ぎてしまった夜間の対応に際には、こちらからご提案することがございます。たとえば、麻黄湯、アセトアミノフェン製剤(カロナール、タイレノールなど)、抗ヒスタミン薬などです。麻黄湯はタミフルと解熱の速度がほぼ変わらないというデータもあるため、医師によっては、症状が軽い場合はタミフルではなく、麻黄湯を処方されることもあります。小児、高齢の方はタミフルなどの抗インフルエンザ薬が推奨されますので、適切な医療機関へご案内いたします。

事前に用意しておきたい場合

当薬局の薬剤師が事前にどのような準備をしておけばよいかについて、個別でご相談に応じます。市販されている新型コロナウイルス抗原検査キットも利用可能ですが、インフルエンザまでは検査できないため、現状ですと医師の電話診療にて、インフルエンザのみなし陽性として、抗ウイルス薬が処方されることがございます。インフルエンザも同時に検査しておくと、不必要に抗ウイルス薬を服用するリスクが減りますので、ぜひ当薬局にて、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時検査を行い、確度を高めた対応をしましょう。

当薬局の情報だけではなく、以下の官公庁の情報も参照しましょう。

・北区保健所HP →  https://www.city.kita.tokyo.jp/hokenyobo/kenko/kansensho/200428-4.html
北区にお住まいの方は、不安な時にどこに電話すればよいかがわかります。当薬局に電話していただいてもかまいません。
他の地区にお住いの場合は、所轄の保健所HPにアクセスしてみましょう。

・厚生労働省新型コロナウイルス感染症ページ → https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
細かく事情に応じて更新されます。ほかの自治体よりも更新頻度が多く、現状どうすればいいのかについても、ニュースサイトよりも早く、分かりやすいことが多いため、できる限り厚生労働省の資料を参照してください。わかりづらいところは薬局で一緒に読みましょう。

ご自宅で抗原検査をされる場合

検査方法に不安がある場合は、スマートフォンによるオンライン電話によって検査方法の説明も行います。当薬局でも動画を作成しておりますので、事前に参照いただけると、理解度が上がるかと思います。

薬局のLINEにて、抗原検査キットの検査後の写真を送っていただければ、こちらで検査キットの結果を判断することもできます。症状に合わせて自宅のお薬でやり過ごすなどの対応もございますので、ぜひご利用ください。

気になることがございましたら、薬局ガレリアまでお気軽にお問い合わせください。

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