おくすり相談がじっくりできる薬局です
薬局ガレリアは赤羽2丁目で平日夜間20時まで営業している、おくすり相談がじっくりできる薬局です。
お薬相談や健康相談を薬局前で実施していますが、地域の方から、お薬相談って何ができるの?と質問をいただきました。
本ページでは、当薬局でカバーできるお薬相談やその事例について解説したいと思います。
処方せんについてのご質問
処方せんに書いてあるお薬が在庫しているかどうか
当薬局の在庫状況は即答いたします。
1分もかからないことがほとんどなので、とりあえず電話していただいてもかまいません。新型コロナウイルス感染症の影響で、様々な分野のお薬の供給が間に合っていないことがあり、なかなかお薬が手配できないことや、北区赤羽エリアで該当するお薬がほとんど手に入らないこともあります。
流通が不安定なお薬は、薬剤師はだいたい把握しているので、こちらも1分もかからず回答できることがほとんどです。供給されていても、週に1度しか入ってこないお薬も中には存在するので、その場合は、お薬を後ほど分納でお届けすることがございます。
全く手に入らないお薬の場合、薬剤師が処方医と協議して、代替医薬品に処方が切り替わることもございます。医師と協議する(疑義照会)と、お時間をいただくことが多いため、協議前に、どんなことを医師と話すのかを説明する時間を当薬局では取っています。予めご了承くださいませ。
処方せんに書いてあるお薬以外にお薬を使っているのは大丈夫か
ほかにお薬を使っていらっしゃるのですね?
すぐに確認しますので、定期的に飲んでいるお薬や、使うことがあるお薬は薬剤師に申し伝えてください。たいていは即答で回答することができます。
中には、お薬の説明書(添付文書)上では使ってはいけないと書かれていながらも、実際のメリットとデメリットの評価をしつつ、使用することもございます。このようなケースの場合、どのような理由で説明書上はリスクがあるとされ、リスクへの対応方法を説明したうえで、「少しずつ」使用するようにお伝えしています。まれに、飲み合わせが悪いお薬を使って治療する際、最大量から開始する指示もありますが、緊急性がないケースにおいては、少量から確認することが定石なので、そのような指示がある場合は、事情をお伺いしたうえで、医師と協議することがございます。
処方せんに書いてあるお薬で副作用が起きたことがある
それは大変ですね。医師に確認しますので、お時間をください。
副作用を承知の上で薬を使う場合もありますが、たいていの場合はヒューマンエラーなことが多いです。代替医薬品に切り替えて調剤します。このお話で一番怖いのは、診察時間が過ぎた、医師がお休みなど、医師と連絡が取れない状況です。処方せんに書いてあるお薬すべてで副作用があるケースはまれなので、使えるものとそうでないものを分けて、個別でご相談しつつ、主治医と連絡がとれるように薬局も手を尽くします。
処方せんに書いてあるお薬が余っている
では調整しましょう。薬局ですぐにできますよ。
注意点として、ご本人が電話しても処方せんの日数を変えることができないため、薬剤師に依頼してください。処方せんの「処方欄」は処方医以外は書き込めないため、薬剤師は「備考欄」にお薬の調整や、問い合わせて処方が変更された内容を記録します。日時、連絡手段、担当医、内容、電話した薬剤師などの項目を処方せんの「備考欄」に記録します。
処方せんに書いてあるお薬はいつものお薬と違う
マズいですね。すぐに主治医に確認しましょう。
処方変更の意図が伝わっていなかったり、失念していたりします。逆パターンで、変えるといったのにお薬が変わっていない、というケースもあります。どちらにせよ、お薬の内容を薬剤師にチェックさせた方がよいケースが多く、本当に変わっているのか?継続なのか?必要なのか?という話をやわらかく、よしなに進めることができます。ぜひご利用ください。
遠くのクリニックの処方せんも受け付けられる?
全国どこの処方せんも受け付けることができます。
北海道の病院から出た処方せんを東京北区赤羽で受け付けることもできます。国内の医療はフリーアクセスと言って、どこでも同じ医療が受けられるという大義名分があるので、どこでも受け付けることができます。地域によって処方傾向が違うため、お薬を揃えることに多少難儀することもありますが、医薬品卸も優秀なので、全国どこの処方せんでも、お薬を揃えられます。海外の処方せんは受け付けられないです。
処方せんについてのご質問
血液検査の結果も見てくれるの?
もちろんです!
最近は処方せんに血液検査結果が付記されていることもあります。血液検査のデータがあると薬物治療の評価と、安全性の評価の質が格段に上がります。薬剤師もエスパーは少ないので、体の中身をしっかり把握できる血液検査による評価は昨今の服薬指導において重要な位置を締めます。肝機能、腎機能、血液成分のほか、甲状腺機能や心機能を評価する検査項目も主治医によってはオーダーされることがあります。
これらのデータを駆使して、いかにリスクを減らして、薬物治療のメリットを享受するかが、薬剤師を使いこなす醍醐味と言えるでしょう。
このサプリって今飲んでいる薬と一緒に飲んでもいいの?
なるほど、ちょっとそのサプリ見せてもらっていいですか?
サプリは絶妙な広告制限がかかっているため、効いているのかそうでないのか一目でわからないというお問い合わせをよくいただきます。成分表を見てもいまいちわからないこともあります。薬剤師は成分表に記載されている成分を一つ一つ、相互作用や実際の臨床試験データを調べて評価することができます。家族に勧めますか?と薬剤師に質問すると、正直に答えてくれることがほとんどでしょう。
時間をいただければ、精度の高い情報をかみ砕いて得ることができます。当薬局もたくさんのお問い合わせをいただくことで知見が蓄積して、本を出版することもできました。ありがとうございます。
あんまり薬が効いていないような気がするんだけど、飲み続けていいの?
うーん、そうなんですね。ちょっとお薬手帳、みせてもらっていいですか?
どれくらいの期間服用していて、検査の数字がどのように変動しているかを評価すると、今の薬物治療の第三者的な評価をすることができます。漫然と使っているケースもあるため、少しずつ投与量を減らしたり、主治医がポイントとしている治療方針を整理して、今のお薬が最適化されているかどうかをお薬手帳で実現したりします。紙でも電子でもいいので、今までのお薬の経緯が残っていると、薬剤師も一般論から、個別の薬物治療のお話がしやすくなるため、リスクを減らしつつ、メリットを大きくすることができます。ものとそうでないものを分けて、個別でご相談しつつ、主治医と連絡がとれるように薬局も手を尽くします。
風邪薬っておすすめある?
症状と体質によって勧めるものは違いますね。
効いたよね?早めのパブ〇ンのように、パッケージをみて買うことも悪くはないですが、それぞれのお薬を組み合わせて、症状の推移に合わせて使いこなす方法を聞くと、副作用を減らしつつ、治療に専念できます。大味に風邪薬を使うと眠くなりやすく、ちょっとした体調不良でさらに眠気も、、、というケースもあります。普段薬剤師ってどんな風邪薬を使ってるの?と質問すると、嬉しそうにお薬の話をする種族が薬剤師なので、ぜひ聞いてみてください。
薬局ガレリアをぜひご利用ください
健康相談、お薬相談は多岐にわたる内容と雑談で構成されています。
薬剤師は、対面コミュニケーションから情報を引き出して、薬学的な管理を行っています。
薬学的なコミュニケーションが薬剤師と取れてくると、薬物治療の精度があがり、よりコントロールしやすくなりますので、ぜひ薬剤師を利用しましょう。